OpenAI、新AIモデル「o3-pro」リリース 「o1-pro」より高性能ながら、API料金は約7分の1に
米OpenAIは6月11日(日本時間)、新たなAIモデル「o3-pro」の提供を、ChatGPTの有料会員「Pro」「Team」向けに始めた。同社が4月にリリースした「o3」をベースに、長考によって信頼性の高い回答をするよう設計した。数学や科学、プログラミングなどのタスクに強みを持つという。
o3-proをChatGPTで利用する場合、Web検索やファイルの分析、画像入力、Pythonの実行、メモリ機能を活用した返答のパーソナライズなどに対応する。一方、こうした機能に対応するため、回答の完了までには、前モデル「o1-pro」よりも時間がかかる。そのため、回答の速度より信頼性が重要なタスクでの利用を推奨している。
人間の専門家による評価では、科学やプログラミング、データ分析や執筆などのタスクで、o3よりも高い性能を示した。返答の明瞭性や網羅性、正確性、人間による指示を守る能力についても、o3より高い評価を得たという。
数学や科学、プログラミング性能を測るベンチマークでも、o1-proやo3より優れた性能を示した。またベンチマークのタスクを4回試行し、全ての回でタスクを正確に実行できた場合のみ評価する方法でも、同様の結果だったとしている。
o3-proは、同日からAPIでも提供する。利用料金は入力が100万トークンあたり20ドル(2900円、1ドル145円換算、以下同)、出力が80ドル(1万1600円)。o1-proの入力が150ドル(2万1750円)、出力が600ドル(8万7000円)であることと比較すると、価格はおよそ7分の1に抑えられている。
なお、ChatGPTの法人向けプラン「Enterprise」と、教育機関向けプラン「Edu」のユーザーは、来週からo3-proにアクセスできる予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
東大松尾研が「LLM講座 基礎編」の講義資料を無料公開 期間限定で
-
2
AIコスト高騰で中国DeepSeekへの“乗り換え”続出か 米国決済サービスの支出調査で明らかに
-
3
2年間で「1万時間」削減 「1円の誤りも許されない」ソニー経理が“まず試してみる”DX集団に化けたワケ
-
4
Google Chromeの新機能「Skills」 AIプロンプトの“毎回手打ち”を不要に
-
5
人型ロボブームを“先駆者ホンダ”はどう見る? 「悔しさもあるが……」 次の一手を聞いた
-
6
「自作のAI学習・改変を防ぐための契約は?」 日本漫画家協会が回答
-
7
「家庭教師のトライ」が学力診断にAI活用 20問解くだけで弱点を推定 生徒と講師の負担減らす
-
8
英ケンブリッジ大学、AIが設計したワクチンの臨床試験に成功 未知の変異株にも備える“万能型”
-
9
検図から積算まで支援する図面解析AI、工数を最大60%削減
-
10
Claude Opus 4.8は忖度(そんたく)しません “正直すぎる”のも善しあし?
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR