ローカルLLMのフロントエンドアプリ「LM Studio」を提供する米Element Labsは7月8日(現地時間)、企業や組織での「LM Studio」を無料化すると発表した。
個人利用は従来から無料だったが、企業利用では同社への連絡と別途ライセンス取得が必要だった。商用ライセンスの取得手続きを廃止し、手軽に業務利用できるようにする。
LM Studioは、ユーザーが自身のマシン上でLLM実行できるソフト。2023年5月のローンチ以来、世界で数百万のダウンロードがあり、数十の企業に導入されているという。
同社によると、ユーザーの多くは個人利用から始め、その後職場での利用したいと考えるが、商用ライセンスの取得が障壁になっていた。「家庭でも職場でも、ローカルAIをアクセスしやすくするため」業務利用を無償化したという。
シングルサインオンやMCPのアクセス制御など高度な機能が必要な場合は有償のエンタープライズプランで対応する。7月後半には、チーム内での成果物をプライベートに共有できるシンプルなTeamsプランも導入予定だ。
Copilot+ PCやハイスペックマシンでお手軽ローカルLLM「LM Studio」を試してみた UIがかなり使いやすいぞ DeepSeekの小型モデルも動くCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.