くら寿司は9月18日、回転レーンに流れてくるモニター内の猫のキャラクターに笑いかけると、AIカメラが笑顔を判定し、結果に応じてゲーム「ビッくらポン!」をプレイできるチャンスが得られる新サービス「スマイルチャレンジ」を始めると発表した。22日から、大阪・関西万博会場内の店舗をはじめ、東京都と神奈川県、大阪府の一部店舗に導入する。
回転レーンに流れてくるモニターに搭載したカメラで、顧客の顔を認識し、AIが笑顔かどうかを判定する。判定結果に応じて、モニターに映る猫のキャラの表情も泣いている顔から笑顔に変化。猫のキャラを笑顔にできれば、席の注文用モニターで遊べるビッくらポン!をプレイできるチャンスが得られる。
くら寿司は、店内での迷惑行為を防ぐため、回転レーン上にAIカメラを設置する「新AIカメラシステム」を2023年に導入するなど、AI技術を積極的に取り入れている。スマイルチャレンジも、こうした取り組みの一環と位置付けており「くら寿司での食事体験が、より笑顔を共有できる空間へと広がるようなサービスを目指す」(くら寿司)
なお、今回導入するAIカメラは、既存のAIカメラのシステムとは別という。また、顧客が笑顔かどうか判定する際のデータは保存せず「プライバシー上も問題ない」と説明している。
スマイルチャレンジは、22日から「グローバル旗艦店 浅草」「鳩ケ谷店」「大阪・関西万博店」「グローバル旗艦店 なんばパークスサウス」「東貝塚店」に導入。9月末までには「池袋サンシャイン60通り店」「葛飾金町店」「府中店」「足立青井店」「横浜荏田店」「港北みなも店」「角田店」「横小路店」「守口店」「ららぽーと堺店」に順次導入予定。
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