NTTドコモは10月6日、接客応対のロールプレイング研修をAIが行う「AIロールプレイングシステム」を、全国のドコモショップ約2000店舗に導入すると発表した。AIアバターを相手に接客を練習し、フィードバックも自動化。育成担当者の負担軽減とスタッフの応対品質向上をめざす。
2月からトライアル導入していたシステムの全国展開に至った。
AIアバターが客になって接客のロールプレイングを実施。終了後に応対内容をAIが採点し、フィードバックする。ロープレ時の録画・文字起こし機能もあり、後から振り返ることもできる。
NTT人間情報研究所が開発した、音声や映像などを統合的に扱えるAI「MediaGnosis」を活用。声や表情を分析して応接スキルを評価しながら、人と話すようなリアルな対話を実現した。
PCとタブレットで利用でき、最短10分で実施できるため、業務の合間に行える。
ドコモショップのロールプレイング研修は従来、育成担当者が準備から進行、フィードバックまで担っており、月平均5時間かけていた。新システムの導入により育成担当者なしでも研修できるようになる。
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