ブックマークではなく、Webページを丸ごと保存する(スクラップする)方法はいくつかある。特別なソフトを入れなくても、実はコピー&ペーストでも保存できる。
Webを閲覧していて、「これだ!」というページを見つけたら、どうしていますか?
あたりがよく使われる方法だろう。ただしURLを保存するやり方は、オフライン環境で見られない、またサイトがなくなったときに見られなくなるといった問題がある
今回はWebページ自体を保存して、サイトが消失/移転しても情報を保存できる技を紹介したい。
先日「3分LifeHacking」でも紹介した「紙copi Lite」や、Firefox用拡張機能の「ScrapBook」を使えば、PC内にWebページを保存できる。ScrapBookの場合、[右クリック]−[ページの取り込み]、またはキーボードショートカットでWebページが保存できる(筆者の場合[Shift]+[Ctrl]+[L]に割り当てている)。
Webページの一部を選択して、取り込みを行えば、一部分だけでも保存可能。ScrapBookは「Firefox の標準機能である「名前を付けてページを保存」([Ctrl]+[S]) よりも正確にページを保存する」としており、ほぼ見た目通りのサイトを保存できる。
レイアウトが多少くずれてしまってもいいなら、つまり書かれている情報のほうが重要ならば、もっと手軽な方法もある。Webページの保存したい部分を選択、コピーして、HTMLメールを使えるメールソフトに貼り付けるのだ。
ここでもお勧めはGmail。下記のような流れで、Webページをメールとして保存できる。
Gmailよりももっと簡単なのが、サイドフィードが提供する「あとで読む」サービスだ。これはブックマークレット(Javascriptで書かれたプログラムで、ブックマークとして利用できる)で提供されており、いったん登録してしまえばブラウザ上のボタンを押すだけで実行できる。
このページを保存しておきたいな、と思ったら自分のブラウザの「後で読む」ボタンを押せば、最初に設定したアドレスにHTMLメールとしてWebページが届くわけだ。
Gmailにしても「あとで読む」にしても、問題点が2つある。1つはCSSなどを使っているページの場合レイアウトが崩れてしまうこと。2つ目は、Webページのテキストはメール本文に保存されるが、画像は元サイトへのリンクになってしまうことだ。
逆に、Webページのスクラップをメールに統合してしまう利点の1つは、保存したWebページだけを対象に検索がかけられること。またデータがメールなので、ほかのアカウントに転送したり、ローカルのデータとして保存したりするのも容易だ。GmailのようなWebメールサービスならば、HTMLメールを利用することの抵抗感も少ないだろう。
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