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» 2006年08月18日 12時55分 公開

「システムの復元」でWindowsを救出Geek to Live

ほんの小さな作業ミスが原因で、マシンが不安定になることもある。Windowsの「システムの復元」を使えば、マシンを作業前の状態に戻すことができる。(Lifehacker)

[Gina Trapani,Lifehacker]
LifeHacker

 筆者は先週、判断ミスによって自分のPCを窮地に追い込んだが、Windows XPにずっと前から備わっている強力なツールを使い、そのPCを救出することができた。そのツールの名は「システムの復元」だ。

 レジストリを編集する、β版ソフト(α版の場合もある)をインストールする、貧弱で脆弱なコンピュータを無頓着に使い続ける、やむなく不安定なアプリケーションやドライバを使う──などは、皆さんにも経験があることだろう。だが、たった1つのミスがマシンを不安定にすることもある。筆者の場合、ミスの結果として、ログインするたび、30の「.dllが見つかりません」というアラートが出るようになった。

 幸い、システムの復元機能がコンピュータの設定状況の変化をスナップショットに収めてくれている。万が一、インストールによる障害が出たり、設定変更の結果が予想に反したものであった場合でも、システムの復元によって、データに全く影響を与えることなく、Windowsの状態を過去の作業地点に戻すことができる。

 Windows XPのデフォルトでは、そのコンピュータに備わったすべてのHDDに対してシステムの復元が有効となっている(Windows XPのインストール後、ハードディスクの空き領域が200Mバイト以上あることが条件。これくらいは残っているはずだが)。システムの復元が有効になっているかどうか確認するには、「コントロールパネル」の「パフォーマンスとメンテナンス」から「システム」を選ぶ。「システムの復元」タブで、「システムの復元を無効にする」にチェックが入っていないことを確認しよう。また、使っているコンピュータのHDD(最低でもシステムとプログラムファイルが入っているドライブ、通常はC:)のステータスが「監査」となっていることを確認する。

 システムの復元は、Windowsのレジストリ、ユーザープロファイル、dllやほかのWindows内部ファイルに加えられた変更を記録している。だから、1台のコンピュータ上に複数のドライブやパーティションを持っていたとしても、Windowsを走らせているのがそのうちの1つだけなら、OSとアプリケーションが存在するドライブだけをシステム復元の「監査」対象に設定するというやり方でいい。

復元ポイントの設定、復元の実行

 システムの復元を行うには、スタートメニューから「プログラム」−「アクセサリ」−「システムツール」−「システムの復元」を選ぶ。ここで、コンピュータを以前の状態に復元したり、新しい復元ポイントを作成して名称を付けることができる。例えば、手作業でスタートアップ整理を行いたいなら、まずスナップショットをとって(復元ポイントの作成)、「スタートアップ整理前」とでも名称を付けておくといい。

 コンピュータを以前の状態に復元したからといって、文書やファイルや電子メールの中身が書き換わるわけではないことを覚えておこう。復元は、カレンダーから復元したいポイントを選んで行う。

 これで復元が行われた。復元を取り消したい場合は、「システムの復元」で「以前の復元を取り消す」を選んで「次へ」をクリックする。

 システムの復元は、ファイルバックアップの代わりにはならない。コンピュータの設定およびプログラムファイルのスナップショットをとっているだけであって、ユーザーのデータや情報を記録しているわけではないからだ。ユーザーのデータの保管と復元についてはハードディスク自動バックアップに関する以前の記事を参考にしてほしい。

いつスナップショットがとられるか

 システムの復元では、基本的に毎日、そのコンピュータがアイドル状態のときにシステムのスナップショットをとるようになっている。また、Windowsの自動アップデート、ソフトのインストール、システムの復元など、システムに変更が加えられる前にもスナップショットをとる。システムの復元機能がどんな場合にスナップショットをとるかの詳しい説明はMicrosoftのサイトにある。

復元のためのディスク領域を減らす

 システムの復元が抱える問題点の1つに、ハードディスク領域を大量に使いかねないという点がある。デフォルトでは、ディスクスペースの12%を使う。この割合を変更したければ、「マイコンピュータ」のアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択し、「システムの復元」タブから「使用するディスク領域」のスライダーを使って調整しよう。

 新しいスナップショットが古いスナップショットに置き換わっていくので、システムの復元に使用するディスク領域が大きければ大きいほど、万が一システム設定をミスった場合の復元ポイントも増えていくことになる。

 システムの復元で救われた(逆にひどい思いをした)体験談があれば、コメントまたはメールでLifehacker.com(Biz.IDはこちら)に寄せてほしい。

本稿筆者ジーナ・トラパーニはLifehackerのエディター。読者の代わりに得体の知れないソフトをインストールしている。Lifehacker上で毎週水曜と金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。



この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。

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