メニューバーの「ファイル」から「開く」フォルダは、たいていの場合はソフト側で決められている。よく使うフォルダや任意のフォルダを素早く呼び出したい場合は「FODH」を使ってみよう。
多くのソフトでは、メニューバーの「ファイル」−「開く」から表示するフォルダがたいてい決まっている。例えばマイドキュメントだったり、そのソフトの作業フォルダだったりといった具合だ。中には前回使ったフォルダを記憶してくれているソフトもあるが、ソフトを終了するとたいていの場合はリセットされてしまう。
そのため、共有で使っているNAS内のフォルダなど、マイドキュメント以外によく使うフォルダがある場合は、いちいちそのフォルダを階層をたどって探さなくてはいけない。階層が深い場合、またネットワークドライブの割当をしていない場合は、これらを探すのは非常に面倒だ。
こうした場合に便利なのが「FODH」だ。このユーティリティを使えば、さまざまなソフトで「開く」を選択した際、ダイアログ左上の「ファイルの場所」をクリックすることにより、フォルダを選択するためのメニューがフローティングされるようになる。
このメニューには「C\」および「C\WINDOWS」のほか、最近使用したフォルダが表示されるようになっている。また、任意のフォルダを追加することもできるので、よく使う共有フォルダを登録しておけば、いちいち階層を辿っていく必要がなくなり、作業効率がぐんとアップするというわけだ。
ちなみに「FODH」を常駐させておくと、「ファイル」−「開く」だけでなく、「ファイル」−「名前をつけて保存」を選択した際にも同様の動作をする。保存先のフォルダをまとめて登録しておけば、編集したファイルの保存がスピーディになる。「開く」よりもむしろこちらに魅力を感じる人も多いだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
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FODH | Windows 95/98/Me/NT4.0/2000(Windows XPでも動作確認済み) | 無料 | Ab.氏 |
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