第3回 青色申告ソフトを実際に使ってみたパソコン好きが青色申告を体験してみると?(1/6 ページ)

前回、前々回と税金とは何か、そして税金を節約するにはどうすればいいかを紹介した。ここからは、個人事業主の青色申告に欠かせない「青色申告ソフト」を実際に使ってみる。

» 2008年02月13日 20時44分 公開
[奥川浩彦ITmedia]

 筆者は昨年、弥生の「青色申告07」を購入した。青色申告用ソフトはいくつかあるが価格に大差がなかったので、まずはシェアNo.1の製品を選択したわけだ。半面どの製品が使いやすいのかという疑問はあった。その疑問が、今回の記事を書くことになった理由だ。

  青色申告ソフトを実際に使ってみた
第1回 まずは税金ってナニ?
第2回 儲けたら節税
第3回──2 青色申告ソフトは普通のソフトと違う
第3回──3 いよいよインストール
第3回──4 やよいの青色申告08
第3回──5 みんなの青色申告9
第3回──6 やるぞ!青色申告2008

 2007年の申告ソフトの販売ランキングを「BCN AWARD2008 申告ソフト部門」で見ると、トップは弥生で42.6%、2位がインターチャネル・ホロン(以下ホロン)の24.6%、3位はソリマチで15.3%となっている。

 2月7日現在の販売状況をBCNランキング「申告ソフト」(週間データ)で見てみると、

  1. やよいの青色申告08(弥生)
  2. みんなの青色申告9(ソリマチ)
  3. やるぞ!青色申告2008(ホロン)
  4. やるぞ!確定申告2008+書籍パック(ホロン)

 となっている。ホロンは青色申告と確定申告の2製品にそれぞれ書籍パックがあり、計4製品がある。青色申告ソフトだけでみると、

  1. 「やよいの青色申告08」(弥生)──28.6%(8位の「確定申告版」を足すと32.3%)
  2. 「みんなの青色申告9」(ソリマチ)──14.5%
  3. 「やるぞ!青色申告2008」(ホロン)──8.1%
  4. 「やるぞ!青色申告2008+書籍パック」(ホロン)──5.3%(3位、4位の計13.4%)

 となり、ソリマチとホロンがわずかな差で2位争いをしている。そのほか、NTTデータ、ビズソフト、BSLシステム研究所、Mac OS対応の「Macの青色申告Ver.4」(マグレックス)などの製品が売られている。

 各社の青色申告ソフトは毎年11月末から12月初旬に最新版が発売になる。BCNランキングを発表しているBCNによると、「各ソフトは年末から売れ始め、1月でグッと増えて2月がピーク、3月までそこそこ売れる」ということだ。今回は市場シェアを考慮し「やよいの青色申告08」(弥生)、「みんなの青色申告9」(ソリマチ)、「やるぞ!青色申告2008」(ホロン)の3製品を中心に使い勝手を比較してみたい。

消費税8%時代の確定申告
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