イラストは濃度を落として――モノクロ並のランニングコスト、リコーのA4カラージェルジェット仕事耕具

リコーは、独自開発のインクを採用したジェルジェットプリンタ「IPSiO GX e3300シリーズ」を発売する。「レベルカラー印刷機能」によって、「モノクロ並みのランニングコストでカラー印刷が行える」という。

» 2009年05月11日 15時21分 公開
[ITmedia]

 リコーは、にじみにくく速乾性の高い独自開発のインクを採用したジェルジェットプリンタ「IPSiO GX e3300シリーズ」を5月15日に発売する。価格は3万1800円。通常の1年間の無償保証に加えて2年間の保守サービスが付いた「安心3年モデル」は4万1800円。


 IPSiO GX e3300シリーズは、独自開発の「GELJETビスカスインク」を採用したA4カラープリンタ。インクジェットプリンタに比べてインクの速乾性が高く、カラー/モノクロともに毎分29枚(A4縦送り時)の印刷が可能となっている。ファーストプリントタイムも、従来機の3秒以下から2.6秒以下に高速化した。給紙量は標準トレイに普通紙250枚、ハガキ70枚。

 原稿に応じて最適なインクの濃度調整を行い、文字は鮮明に、イラストやグラフなどのイメージは濃度を落として印刷できる「レベルカラー印刷機能」を搭載し、「モノクロ並みのランニングコストでカラー印刷が行える」(リコー)という。

 消費電力も従来機種と比較して低下し、通常時で36ワット、省エネモード時は2ワットになった。また、本体の部品に植物由来プラスチックを使用し、生物由来の資源を利用した製品を表すバイオマスマーク認証を取得している。

 インタフェースとしてUSB 2.0ポートを備え、イーサネット(100BASE-TX/10BASE-T)によるネットワーク接続にも対応する。本体サイズは420×485×259ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは14キロ以下。

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