仕事中についついネットサーフィンをしてしまい、気づいたら何十分も経ってしまっていた──。という事態を回避するのにぴったりな、ブラウザのウィンドウをしばらく操作できなくするソフトを紹介しよう。
PCでの作業に集中しなければいけないにもかかわらず、ついついネットサーフィンをしてしまい、気づいたら何十分も経ってしまっていた──。よくある話である。業務中のネット利用が制限されていてこうした状況が起こりえない会社でも、作業中に別のフォルダやウィンドウを開いてしまったために本筋とは関係のない作業、例えばファイルの整理などを始めてしまい、目的がおろそかになってしまうケースはつねに起こり得る。
こうした場合、作業目的とは関係ないウィンドウを閉じてしまうのが一番の解決策だが、例えばネットで調べ物をしながら企画書をまとめているといった場合、いちいちブラウザを閉じるのは非効率だ。かといって最小化しただけでは、何かの拍子にまたウィンドウを最大化させて、ネットサーフィンに興じてしまう結果になりかねない。
こんな時に便利なのが「WinTask」だ。このソフトを使えば、任意のウィンドウを表示させたまま、操作できないようにロックできる。スクロールやクリックはもちろん、タブの切り替え、さらにはウィンドウの移動すらもできなくなってしまうので、無意識のうちにブラウザをアクティブにしてネットサーフィンに興じ、時間を浪費することを防いでくれるというわけだ。
ウィンドウの表示内容そのものはロック中も更新されるので、例えば自動リロードするよう設定したブラウザを表示させたまま、操作を受け付けない状態を保つといったこともできる。仕事中についついTwitterに投稿してしまう習慣を改めたいが、業務の関係上タイムラインだけはつねに眺めておかなくてはいけない、といった場合にもぴったりだ(そんなことがひんぱんにあるかどうかは別にして)。
「ちょっと操作ができなくなったくらいで」と思うかもしれないが、実際に使ってみると効果は絶大。集中して作業をするのに適した環境が簡単にできあがる
操作が必要になったらWinTaskのメイン画面から該当のウィンドウを選び「ロックを解除」を選択するだけでよい。時刻を設定してオンオフできる機能があればさらによかったのだが、まあこれは致し方ないだろう。
ちなみにこのソフトはほかにも、特定のウィンドウを常に手前に表示させたり、透明度を変更するといった機能も備えている。必要に応じてこれらの機能も活用しつつ、作業の効率化を図ってみてはいかがだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
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WinTask | Windows XP/2000/Me/98/95 | 無料 | Cue氏 |
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