「通常使うプリンタ」をアプリケーションごとに指定する3分LifeHacking

利用するプリンタがアプリケーションごとにほぼ決まっているのであれば、「Automatic Printer Switcher」を用いてアプリケーションごとの「通常使うプリンタ」を登録しておくと便利だ。

» 2010年08月02日 11時50分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 Windowsでは「通常使うプリンタ」というのが決まっていて、アプリケーションから印刷しようとすると、ここに指定したプリンタをデフォルトの出力先として表示する。物理的なプリンタの場合もあれば、Adobe PDFのような仮想プリンタの場合もあるだろう。表示のプリンタが目的に合致しなければ、プルダウンメニューからほかのプリンタを選んで印刷を実行するというのが一般的な操作手順だ。

 もっとも多くの場合、どのプリンタを使って印刷するかは、アプリケーションごとにおおむね決まっているのではないだろうか。例えば筆者の場合だと、自宅でWordやExcelから印刷する際の出力先はほぼAdobe PDFであり、ネットワーク上にあるインクジェットプリンタに直接プリントすることは、この両ソフトに関してはほぼない。一方、ブラウザから印刷を行う際はたいていがインクジェットプリンタへの出力であり、Adobe PDFに出力することはない。

 であれば、アプリケーションごとに「通常使うプリンタ」を割り当てることができれば、いちいち切り替える手間を省くことができ、使い勝手が向上することになる。今回紹介する「Automatic Printer Switcher」はまさにそうした割り当てを実現するソフトで、アプリケーションごとに通常使うプリンタを登録できるのだ。

 使い方は簡単で、表示されているリストの中から特定のアプリケーションを選び、登録されているプリンタの中から1つを選ぶだけ。あとはこのソフトをタスクトレイに常駐させておけば、印刷を実行した際に登録したプリンタをデフォルトの出力先として表示するというわけだ。

「Automatic Printer Switcher」の画面。登録したいアプリケーションを起動した状態で、左下の「Add program」を押す
起動中のアプリケーション一覧を表示するので、通常使うプリンタを設定したいアプリケーションを選び、下部のプルダウンメニューからプリンタを選択した上で「Add mapping」を押す
各アプリケーションごとに「通常使うプリンタ」が設定できた
Word(左)とFirefox(右)の印刷画面。いずれも設定したプリンタをデフォルト値として表示している

タスクトレイに常駐する。PC起動時に立ち上がるようにしておくと便利

 ソフト自体は英語だが、特に迷うことなく利用できる。国内でも「通常使うプリンタ」をタスクトレイから切り替えられるソフトがあるが、アプリケーションごとに割り当てるというのは切り替えの手間もいらず、実際に使ってみると非常に便利。効率化という面だけでなく、複数のプリンタを併用していて出力ミスをよくしでかす人にもおすすめだ。

本日のレシピ
ソフト名 利用料 対応OS 提供元
Automatic Printer Switcher 無料 Windows XP/Vista/7 Computed Synergy

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