Microsoft、IE10を初披露 プレビュー版リリース

Microsoftが次期Webブラウザ「Internet Explorer 10」をMIX11で初披露した。IE9の路線を踏襲し、HTML5やCSS3といったWeb標準のサポートをさらに強化している。

» 2011年04月13日 07時44分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは4月12日(現地時間)、開催中の開発者向け年次カンファレンス「MIX11」において、次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE)10」を披露した。開発者向けのプレビュー版はIE10のデモ体験サイト「IE Test Drive」からダウンロードできる(対応するOSはWindows 7のみ)。

 ie10 IE Test Driveのサイト

 3月15日に公開されたIE9(日本では4月26日に公開予定)も、昨年のMIXで初公開されている。

 IE10はIE9の路線を踏襲し、HTML5およびCSS3のサポートをさらに強化する。GradientsやFlexible Box Layoutを含む多数のCSS3プロパティがサポートされた。また、IE9同様にハードウェアアクセラレーションを採用しており、より高速になるという。

 MIXでは、HTML5ビデオやCSS3のMulti-columnを使ったページの表示を米GoogleのChromeやMozillaのFirefoxと比較するデモが行われた。

 ie10 demo Multi-columnを使っているページをFirefox(左)とIE10で表示。IE10では設計通りに表示できている

 正式版リリースの予定は発表されていないが、Microsoftは今後、12週間ごと(IE9は8週間ごとだった)にIE10をアップデートしていく計画だ。

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