海外製PCなどでよく見る3P式の電源プラグ。なにかと取り回しがよくないこのプラグの取り扱い方法について考えてみよう。
電気製品の電源プラグには、一般的な2Pタイプのほかに、ピンがもう1本多い3Pタイプも存在する。いざ壁面のコンセントに挿そうとして挿せないことに気づき、困ったことのある人も多いだろう。
この余分な1本のピンは「アース」もしくは「グラウンド」と呼び、感電防止や静電気を逃すなどの機能を持っている。決して「2本だとグラグラして不安定だから、もう1本追加しておきましょう」という意図で3Pになっているのではなく、きちんと意味があるわけだ。
さてこの3Pプラグ、止むに止まれぬ事情で機器を動作させるだけであれば、根元からポッキリと折ってしまっても機器そのものは動作する(少々力はいるしコツも必要だが)。
ただし前述のように、感電や火災を防止する観点からするとこれはあまりよろしくない。機器メーカーのサイトを見ても「絶対に折らないでください」と書いてある。一般的には3Pから2Pに変換するアダプタを介しての接続ということになるだろう。
もっとも、市販の3P→2P変換アダプタを用いて壁面のコンセントに差し込むと、壁面からまっすぐ出っ張ってしまい、むしろ脱落の危険が生じる。壁面に直接挿すのをあきらめ、3Pタイプの電源タップを間に挟んで接続している人も多かったはずだ。
こうした場合は、ヤザワコーポレーションの「3P対応L型プラグアダプタ」が最適解かもしれない。
これは3P→2P変換アダプタのL字タイプで、壁面に3Pプラグを挿す場合でも90度角度を変えて床方向に電源ケーブルが延びる格好になるため、脱落の危険性も低い。3Pプラグの取り回しの悪さに困っていた人におすすめできる、ありそうでなかったアイテムだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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SA04W | 380円 | ヤザワコーポレーション |
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