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» 2011年08月31日 17時00分 公開

ソーシャルメディア別ワンランク上の活用法ソーシャルブランディングの時代(3/8 ページ)

[大元隆志,Business Media 誠]

ワンランク上のTwitter活用――その魅力は何か?

 Twitterの自分のホームページに表示されるつぶやきのことを「タイムライン」(TL)と呼びます。このTLには、あなたが興味を持っている人達のつぶやきだけが表示されますから、言ってみれば、あなたの世界観がTLには詰まっています。そしてTLはTwitterを実行している人の数だけ存在しています。

 似たもの同士は自然に集まるという意味の「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、TLはまさにそれだと言ってよいでしょう。あなたが政治に興味があれば、自ずとあなたがフォローする人は政治討論の好きな人になるでしょう。映画好きなら、映画関係のつぶやきが多い人をフォローすることになるでしょう。そうしていくうちに、徐々にあなたのTLはあなた色に染まっていきます。

 TLはつぶやきが創り出すパラレルワールドです。TLの数だけさまざまな人の「世界」が存在していると言っても過言ではないでしょう。

 そして自分のTLの中で、自分とは違う趣味や業界で働いている人をフォローしてみると、そこからまた違うパラレルワールドへ入っていくことができます。面倒な承認を必要とせず、どんどん世界を広げていくことができます。普段出会えない人や有名人の「今」を覗き見ることができます。

 同じ時間を過ごしているけれど、さまざまな思想や趣向を持った人達の「今」を共有できる。そして、パラレルワールドはどんどん大きく成長していく。さまざまなパラレルワールドに足を踏み入れるだけで、世の中の今が見えてくる。それがTwitterの魅力ではないでしょうか。

ブランディング視点でのTwitterの利点

 視点を変えて、パーソナルブランディングのツールとして見た場合には、Twitterには以下のような利点があります。

 第1に「人脈作りのきっかけ」となります。TwitterはSNSと異なり、フォローするための承認を必要としませんし、誰かに向かって発言するときも、相手の許可を得る必要はありません。そのため、普段会話することのできない有名人に向かって、感想を述べたり挨拶をすることができます。時にはそういった有名人から返信が届くこともあるでしょう。こういった利点をうまく活用することで、人脈を作るきっかけに活用することができます。

 2番目のメリットは「優れた情報収集ツール」となることです。私はTwitterを、世の中のニュースが飛び交っているという意味で「ニュースプラットフォーム」と呼んでいます。そう呼べるほど、Twitterはリアルタイムな情報で満ちています。この速報性をうまく利用することで、他の人よりもいち早く情報を入手し、先手を打つことができるようになります。

 3番目は「拡散力(バズ)の強さ」です。あなたがブログに記事を書いたり書籍を出版したら、コンテンツをTwitterで宣伝することができます。そして、そのコンテンツが人々から共感を得られるものであれば、瞬く間に数万人に知れ渡ることも可能です。

「フォロワー数=影響力」ではない

 フォロワーの数は影響力ではありません。このことに注意しましょう。Twitterのフォロワーは4つに分類可能であり、ある種のタイプのフォロワーを何人増やしてもあなたの影響力は強くなりません。影響力を強化するには「聴衆」「ファン」と呼ばれるフォロワーを増やす必要があります。

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