デスクトップ上に並んだ画像ファイル。通常であればまずフォルダを新規作成し、そこに画像ファイルをドラッグ&ドロップで移動するが、フォルダ名の入力も含めて何かと手間が掛かる
「Smart Folders」をインストールした状態で、ある画像ファイルに別の画像ファイルをドラッグ&ドロップする。ファイル数に制限は特にない。ここでは11枚の画像ファイルを残る1枚の画像ファイルにドラッグ&ドロップしている
Windowsでファイルをフォルダに分類する際、フォルダを作って名前を付け、そこにファイルを放り込んでいく作業は意外に面倒なものだ。特に分類先のフォルダをたくさん作らなくてはいけないと、フォルダ新規作成と名前入力の繰り返しでかなりの手間が掛かる。もう少し直感的にできればいいのに、と思っている人も少なくないことだろう。
こうした場合に便利なのが、今回紹介する「Smart Folders」だ。このソフトをインストールしておけば、右クリックメニューからフォルダの新規作成を行わなくとも、2つのファイルを重ねただけでフォルダを新規作成し、その中にファイルを自動的に格納する。フォルダを手動で作成する手間と、できたフォルダにファイルを放り込む手間の2つが省けるため、ファイルの分類が効率的に行えるというわけだ。
具体的に、Smart Foldersを導入していない場合としている場合とで、ファイルを分類する手順がどのように異なるかを見てみよう。
- 右クリックの[新規作成]→[フォルダ]で新しくフォルダを作成
- フォルダに名前を付ける
- 対象のファイルをドラッグして選択
- 選択したファイルをフォルダにドラッグ&ドロップする
- 対象のファイルを重ねるとフォルダを自動作成し、ファイルがその中に格納する
- フォルダに名前を付ける
フォルダ名を入力するダイアログが表示する。何も入力しなかった場合は「Folder 1」という名前になる。ここでは「写真」と入力
お気付きの人も多いと思うが、これらの手順はiPhoneのホーム画面で2つのアプリアイコンを重ね合わせてフォルダを作成する手順とそっくりだ。これらの操作方法に馴染んでいるユーザであれば、違和感なくこれらの操作方法に馴染めるだろう。フォルダ管理が苦手で、さまざまなファイルが同一階層に散らばっている人に特にお薦めしたい。
先ほどの画像ファイルがデスクトップ上からなくなり、代わりに新しく作った「写真」というフォルダを表示
ダブルクリックして開くと、画像ファイル12枚を格納していることが分かる
特定の拡張子のファイルをドラッグ&ドロップした場合だけをフォルダ作成&移動の対象とできる。これはJPGファイルだけを対象に設定した状態
本日のレシピ
ソフト名 |
対応OS |
作者 |
利用料 |
Smart Folders |
Windows 7/Vista/XP |
AddictiveTips |
無料 |
|
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