初めての人でもできる「青色申告」――ツカエル青色申告+確定申告14編:消費税8%時代の確定申告(9/10 ページ)
[奥川浩彦, 監修:木村税務会計事務所 税理士 木村聡子,Business Media 誠]
次は決算書に表示する項目の設定だ。決算書の経費の科目には荷造運賃、水道光熱費、旅費交通費、通信費などとあらかじめ用意された科目以外に、個々の事情に合わせて独自の科目を表示、集計できる。特殊な事情で独自の科目を設定した場合も、ここで決算書に表示されるように設定する。
ナビゲーションバーの「決算」をクリック。左下の「青色申告決算書項目設定」「青色申告決算書集計設定」から直接設定をすることもできるが、今回は「かんたん決算アシスト」を使用してみた
損益計算書の「その他の経費」をクリックすると、右側に「その他の経費の内訳」が表示される。支払手数料、車両費、会議費、新聞図書費として処理した金額がその他の経費として集計・表示されている
必ずしも表示する必要はないが、4つの経費が決算書に表示されるようにした
項目設定をしたら次は集計設定へ進む
支払手数料の科目に記帳した経費を決算書の支払手数料の項目に表示されるようにした。同様に車両費として記帳した金額も現在のままではその他の経費に集計されて表示されるので、項目設定で作成した車両費に集計されるようにする。結果は決算書を作成するときに確認できる
いよいよ確定申告の作業も大詰めだ。ここまでくれば終わったも同然。次は決算書の作成だ。
青色申告決算書作成をクリック
住所などを入力
2ページ目は社員を雇っていたり、家族に専従者給与を払っていれば入力する。3ページ目は地代家賃、税理士などの入力をする。入力、確認が終わったら印刷だ
印刷する前にプレビューで確認できる
損益計算書を見ると売り上げが627万円、経費が150万円チョット。65万円の青色申告特別控除を引くと所得が411万円チョットになっていることが分かる。経費の科目に追加した支払手数料、車両費、会議費、新聞図書費も表示されている
2ページ目は売上金額など
3ページ目は減価償却や地代家賃など。定額法で減価償却したのでこの年に経費になったのは3000円だけ
貸借対照表も完成
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