Gmailには分類方法として「フォルダ」という考え方がありません。その代わり目印となるラベルを使って分類していきます。
これまでの社内業務システムをGoogleが提供するGoogle Appsに移行して、メールもGmailで管理するという企業が増えています。Gmailには高度な検索やラベルによる振り分け機能などがありますが、従来型のメールソフトと使い方や作法が異なるため使いづらいと感じる人も多いようです。本連載ではGmail特有の作法について解説していきます。
Gmailには、メールの目印としてスター(関連記事→大切なメールには星を付けよう――Gmailの「スター」の使い方)のほかに「ラベル」という機能があります。これは、従来のメールソフトの「フォルダ」に該当します。フォルダでの分類方法では、1つのフォルダにしかメールを分類できません。これでは複数のテーマと関連しているメールがある場合、どのテーマのフォルダに入れたのか分からなくなることもあり不便です。
その点Gmailなら、1つのメールに複数のラベルを付けられるので、直感的に探しやすくなるというメリットがあります。
「ラベルを間違えて付けてしまった」「もう分類する必要がなくなった」という場合でも、ラベルの付いているメールを開き、付いているラベルの「×」をクリックすればいつでも外せます。
ジャーナリスト・プロデューサー。『できるポケット+ Gmail 改訂版』(インプレスジャパン)著者。ASCII.jpにて「メディア維新を行く」、ダ・ヴィンチNEWSにて「まつもとあつしのそれゆけ! 電子書籍」連載中。著書に『スマート読書入門』(技術評論社)、『スマートデバイスが生む商機』(インプレスジャパン)『生き残るメディア死ぬメディア』(アスキー新書)など。
取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士。Twitterのアカウントは@a_matsumoto。
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