クライアントの目が輝くプレゼン資料を作るために、どうすれば思考を深められるのか。実は、その鍵をにぎっているのは母国語の能力なのです。
クライアントに分かりやすく納得してもらうプレゼンとそうでないプレゼンの違いは、アイデアがリアルであるかどうか。単なる思い付きではなく、実現できるものであるのか、を見るためでもあるのです。
もし、今、あなたが「自分の周囲からの評価」について悩んでいたりするのなら、思い切って周囲のことよりも、「自分のユニークさを生かしたバリューを出す」ことに意識を向けてみては、と思います。
「なぜ、このお店を選びましたか?」というようなアンケートをしても、想定されるようなデータしか集まりません。クライアントにとってバリュー(価値)がある仕事は、単なるアンケートから得た情報からは得られないのです。
持ち物が仕事をしてくれるわけではないのは当たり前。けれど、細部にまで気を使い、相手に与える印象にも気を配るという姿勢は、結局、仕事のクオリティにもつながりクライアントにも影響を与えるのです。
仕事は自分が目指すレベルに達するまで妥協せず、朝まで仕事をして、また普通に出社してくる。そんな人がマッキンゼーの仕事でも「モテる」のですが、その姿は、修行僧にも似たストイックさがあったかもしれません。
UP OR OUT(バリューを出し続けるか、出て行くか)──。言葉にすると厳しいかもしれませんが、どんな立場のどんな仕事でも「完全な仕事をする」「常に前向きに」ということを当たり前にしておいたほうが、結果的にバリューに困ることがなさそうです。
クライアントのことを第一に考えるとき、そこには同時に苦しさも付いてくるものです。マッキンゼーでは、まず自身が「問題解決」に至るまでにさまざまな困難を乗り越えるようにしています。
機能的なオフィスでスマートに仕事をこなす。そんなイメージがあるマッキンゼーですが、実際には、机の上の分析では得られない現場レベルでの情報収集が欠かせません。
なぜ、マッキンゼー出身者は各業界で活躍できるのでしょうか? その秘密はマッキンゼーの新入社員研修にありました。