インタビュー
名刺はどこで生まれたの? そして日本にやって来た日:仕事をしたら“世界の名刺”が見えてきた(中編)(5/5 ページ)
普段、何気なく使っている名刺は、いつ・どの国で誕生したのか。そして、日本にはいつ・どういった形で使われ始めたのか。名刺の達人・Sansan株式会社の富岡さんに話を聞いた。
土肥:私の知り合いにも、名刺入れの中を見られないように気を遣っていると言っていました。意味がよく分からなかったので、理由を聞いたところ「名刺入れにはもらった名刺が入っていることがありますよね。それを見られたら、相手に失礼だから」と言っていました。そ、そこまで気を遣わないといけないのか……と。同じ日本人でもびっくりしました。
そのほかにも何人かに名刺のマナーを聞いたところ、たくさんあるんですよ。独自のマナーが(笑)。
富岡:あと名刺をファイルで管理している人がいますよね。そのファイルを外国人に見せると、みんなびっくりしますね。「な、なんだこれは?」と。そして中を見ると、名刺がキレイに並んでいるので、さらにびっくりされる。
名刺ファイルで管理するって、面倒ですよね。どちらかというと、几帳面な人が使っているイメージが強い。なので、日本人は名刺をものすごく大切にして、それをマメに管理している――。外国人にはそのように見られているのではないでしょうか。
土肥:では最後に、富岡さんが務めていらっしゃるSansanではどんなサービスを提供をしているのか。事業戦略などの話を聞かせていただけますか?
富岡:はい。
(つづく)
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