眼鏡店「パリミキ」を展開する三城は11月5日、世界初という「酸素めがね」を発売することを発表した。独自の技術でコーティングされたフレームが、眼鏡周辺に酸素や水蒸気を集め“目に優しい”環境を作り出すという。
価格は5500円(税込)。9型34種類を6日より特設サイト「miki-plus」で予約販売を開始し、「パリミキ」や「メガネの三城」など27日から受け渡す。
フレーム全体に「光誘起透明膜」をコーティングし、紫外線が当たることで電子やホール(正孔)が発生、酸素がフレームに集まり、水蒸気量が相対的に増加するという。この結果、目の渇きを抑え、ドライアイを予防、目を疲れにくくするなどの効果が期待できるとしている。
同社によると、公的施設で検証試験を実施した結果、酸素量、水蒸気量とも高い数値を維持できたという。
幅広い層をターゲットに10万本の販売を目指す。同社は酸素めがねを「眼鏡革命」の第1弾として位置づけ、第2弾、第3弾の商品も積極的に化学の力を取り入れていくという。
多根弘師社長は「眼鏡の需要が慢性的に低迷している状況だからこそ、新しい挑戦をする必要がある」と語る。
発表会にゲストとして登場したタレントの松崎しげるさんは「愛のメモリー」の替え歌「eyeのメモリー」を会場で披露。トークセッションでは「酸素めがねをかけてると気分がいい。いよいよメガネも化学で進化していく時代になったのですね」と感想を語った。
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