言うまでもなく、ユーザーの個人情報を使って商売をしているのは、何もFacebookだけではない。
例えば、Googleだ。ツイートしたコンサル男性は、Googleがいかに私たちの情報をキープしているのかも解説している。
それによれば、Googleもまた、私たちのことをかなり詳しく知っていると言える。
もしスマホの位置情報をオンにしていれば、そのデータは全てGoogleが残している。まずGoogleアカウントにログインして、こちらのサイトに行き、特定の日付を入れれば、過去にあなたがどこにいたのかを、Googleが教えてくれる。
こんな情報は、序の口である。さらに、Googleマイアクティビティでは、あなたがこれまでGoogle検索したキーワードを見ることができる。傘下のYouTubeには検索履歴を閲覧できる機能がある。また、こちらのサイトでは、Google上であなたが使っている全てのアプリを確認できる。
またGmailや文書、PDF、写真、連絡先、ブックマークなどのデータは、こちらに行けば、Googleが残している個人データの全てを一括ダウンロードできる。この情報をツイートしたコンサル男性の場合、個人データの合計サイズは5.5GBにも上っており、ワード文書に換算すると300万枚に相当するという。とんでもない情報量である。
さらには、こちらでは、Googleが広告用にプロファイルするあなたの特徴まで見ることが可能だ。すごい時代になったものである。
ただGoogleはこうした個人情報を、今回のFacebookのように流出させてしまったり、国家の世論を操作しかねない不正な企てに悪用されるようなことは今のところない。あくまで、個人に便利なツールとなるように、個人の意思で情報をキープしているということだ。確かに私たちは、自分の情報がこのように確認できると知らないだけで、Googleもそれを隠れてやっているわけではない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング