こうした逆風が吹き荒れる中、針のむしろのロートルジャパン……いや、西野ジャパンが本田らベテラン勢の猛奮起でW杯ロシア大会において奇跡の快進撃を見せれば、世論の評価も一瞬にして手のひら返しで国民的英雄として賞賛されることになるだろう。ただ、もし下馬評どおりに大惨敗を喫すれば、日本代表が受けるダメージは深刻で再建の道を歩む上で相当な年月を要することになってしまうかもしれない。
ハリル解任が吉と出るか、あるいは凶と出るか。答えはW杯ロシア大会の結果で出るが、その騒動でいまだ疑惑の渦中にいる本田は自らの言動が正しかったことを証明する上でも西野ジャパンのキーパーソンとしてチームを快進撃へと導かなければならない。
ロシアはかつて在籍したCSKAモスクワのお膝元だ。口先だけではなく、疑惑の目や批判の声を一瞬にして封じ込められるぐらいの神プレーを本番では期待する。
国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。
野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2017年第4回まで全大会)やサッカーW杯(1998年フランス、2002年日韓共催、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2016年ブラジル)、五輪(2004年アテネ、2008年北京、2017年リオ、2018年平昌)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。
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