どうもいまひとつ盛り上がらない――。
世界中が注目するサッカーのワールドカップ(W杯)・ロシア大会は6月14日に開幕を迎える。しかし、日本代表には戦う前から逆風が吹き荒れているのが現状だ。
4月に突如として起こった政権交代。前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が「選手とのコミュニケーション不足」という不可解な理由で日本サッカー協会から解任され、代わって指揮権は西野朗監督に移った。今もネット上で激しさを増し続けている日本代表へのバッシングは、ここから端を発しているのは言うまでもあるまい。
しかし、この不可解な政権交代劇の裏に1人の現代表メンバーが絡んでいるのではないかとささやかれる疑惑こそ、世間のシュプレヒコールを助長させていると言わざるを得ないだろう。本田圭佑(パチューカ)だ。
ハリル解任は吉と出るのか、凶と出るのか(写真と本文は関係ありません)
ハリルホジッチ体制下では冷遇されていただけに、仮に政権交代がなければW杯代表メンバーに選出されることはなかっただろうと見られていた。だが西野体制になった今、5月31日に発表されたW杯メンバー23人にも最終的に選ばれ、事前合宿地オーストリアのゼーフェルトで行われている練習でも主力組のトップ下に入るなど完全に“復権”した格好だ。
香川真司(ドルトムント)や岡崎慎司(レスター)とともに約9カ月ぶりに代表復帰を果たした本田には「ハリル降ろしに実は一枚かんでいた」という声が絶えない。
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