就職活動を始める前の大学1〜2年生が「働いてみたい」と感じている企業・職種は? 与信管理を手掛けるリスクモンスターの調査によると、1位は「地方公務員」(7.2%)、2位は「Apple Japan」「国家公務員」(ともに5.4%)だった。過去3年間の調査では公務員がトップ2を占めており、一般企業が割って入るのは初という。
4位は「Google日本法人」(4.6%)、5位は「アマゾンジャパン」(3.8%)。以下、「任天堂」「資生堂」(ともに3.4%)、「味の素」(3.0%)、「明治」「カルビー」「ソニー」「トヨタ自動車」(ともに2.8%)と続いた。
前回の調査(2017年)から大きく順位を上げた企業は、「NTTドコモ」(59位→15位)、「フジテレビジョン」(49位→15位)、「花王」(144位→15位)など。
同社は「学生が日常生活で触れる商品・サービスを扱っている企業に人気が集中している様子が見受けられる」「男性では自動車メーカー、女性では化粧品メーカーやテレビ局の人気が高く、国家公務員の人気低下がみられる」と分析する。
大学1〜2年生が就職先選びで重視する点は「給与額」(54.6%)が最多。2位は「雇用形態」(33.0%)、3位は「残業時間」(31.0%)。4位以下は「残業代の有無」(20.8%)、「ハラスメントの状況」(19.8%)、「勤務地」(17.4%)という結果だった。
実現したい最低限の年収は「500万円以上600万円未満」(15.4%)、「400万円以上500万円未満」(14.6%)、「600万円以上700万円未満」(11.8%)が上位を占めた。
希望する将来の働き方は、「プライベートを優先させたい」(24.8%)が最多。以下、「出世して高収入を得たい」(23.0%)、「優良企業で安定的に働きたい」(18.4%)、「スキルアップにつながる仕事がしたい」(18.0%)、「仕事を通じて社会貢献したい」(7.4%)と続いた。
就職活動に備えて、いま取り組んでいることは「授業の履修」(42.6%)、「アルバイト」(34.2%)、「資格取得のための勉強」(27.2%)など。「特に何もしていない」(26.6%)、「サークル活動」(22.6%)などの意見もあった。
就職先を決める際は「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(45.4%)、「自分の意思のみで決める」(27.0%)、「友人・知人の意見を参考にしながら自分の意思で決める」(20.0%)との声が多かった。
調査は18年7月4日〜17日にかけてインターネット上で実施。大学1〜2年生の男女から500サンプルの有効回答を得た。
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