日本のホステル(相部屋のある宿泊施設)界で、ちょっとした異変が起きていることをご存じだろうか。
「学生のころに海外で使ったことがあるなあ。バックパッカーがよく利用するところでしょ」と思われたかもしれないが、施設のスペックや利用者が大きく変わったわけではない。パスを購入すれば、「今日と明日は東京で泊まって、来週は北海道で泊ろうかな」といった感じで、全国9カ所のホステルで泊まることができるのだ(宿泊できるのはドミトリールームのみ)。いや、正確に言うと、部屋が空いている限り、1年中宿泊することができるのだ。
浅草橋駅から徒歩10分ほどのところにホステル「Little Japan」がある
このサービスを提供しているのは、ホステルを運営している株式会社Little Japan(東京・浅草橋)。利用するには、まずホステルパスを購入しなければいけない。パスには、金・土を除いた曜日を予約できるタイプと、いつでも予約できるタイプの2種類がある。鉄道やバスの定期券と同じように有効期間によって、1カ月当たりの金額が違う。
例えば、金・土を除いた曜日を予約できるタイプで、有効期間1年間の料金は18万円(いずれも税込)、1カ月当たり1万5000円になる。1泊2450円の部屋に6日泊ればトントン、7日泊まれば十分に元を取ることができるのだ。
一度に予約できるのは2泊までだが、チェックインするとまた予約できる
月額制で使い放題――。サブスクリプションはクルマ、音楽、ファッションなどの領域で広がっているが、Little Japanはなぜ「全国のホステル」に目をつけたのか。泊まり放題となると、利用者は「二拠点生活」「旅のような暮らし」といった感じで、ワクワクするような言葉が浮かんでくるが、実際のところはどうなのか。Little Japanの柚木理雄CEOに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
6畳弱の狭い物件に、住みたい人が殺到している理由
6畳弱の狭い物件が人気を集めていることをご存じだろうか。物件名は「QUQURI(ククリ)」。運営をしているピリタスの社長に、その理由を聞いたところ……。
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。
なぜ「スーツみたいな作業着」をつくって、しかも売れているのか
スーツのような作業着「WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)」が売れている。製造しているのはアパレルメーカーでもなく、作業着メーカーでもない。水道工事などを行っている会社がつくったわけだが、なぜこのような商品を開発したのか。その狙いを聞いたところ……。
だから「移民」を受け入れてはいけない、これだけの理由
安倍政権が「移民政策」を押し通そうとしている。人手不足の分野で外国人労働者を受け入れるというものだが、筆者の窪田氏は危機感を覚えているという。外国人を受け入れることで人手不足が解消するはずなのに、なぜ危機感を覚えるのか。
なぜ地図で「浅草寺」を真ん中にしてはいけないのか
地図を作成している編集者に、2枚の地図を見せてもらった。1枚は浅草寺が真ん中に位置していて、もう1枚は浅草寺が北のほうにある。さて、実際に地図に掲載されているのは、どちらなのか。答えを聞いたところ、予想外の結果に!?
700台のカメラを設置して、スーパーの「トライアル」は何を分析しているのか
スーパーマーケットの「トライアル」が、近未来を感じさせられる店舗を構えた。店内には700台のカメラを設置して、人の動きや商品棚をウォッチしているという。最先端の技術を導入して、どんなことが分かってきたのか。
東京で「フードトラック」が、どんどん増えている秘密
平日の昼。毎日同じようなモノを食べていて、飽きているビジネスパーソンも多いのでは。そんなランチ難民とも言える人を救うかもしれないサービスが登場している。フードトラックと空きスペースがあるオフィスビルをマッチングさせるサービスで、そこで提供されるランチを利用する人が増えているのだ。
なぜ伊藤忠は18年ぶりに「独身寮」を復活させたのか
伊藤忠が18年ぶりに「独身寮」を復活させた。業績低迷を受けて、2000年に社有の寮を売却したのに、なぜこのタイミングで建てたのか。建物は7階建てで、部屋は361室。国内最大級の寮のナカはどうなっているのかというと……。
サラリーマンの味方「切腹最中」は、なぜ1日に7000個も売れるのか
お詫びの手土産として、多くのサラリーマンが購入する「切腹最中(せっぷくもなか)」をご存じだろうか。1990年に発売したところ、当初は注目されていなかったが、いまでは多い日に7000個以上売れている。「切腹」という言葉が入っているのに、なぜヒット商品に成長したのか。
アタリの店はどこ? サラリーマンが愛する「立ち食いそば」事情
ランチや仕事の合い間に「立ち食いそば店」に入ったことがある人も多いのでは。「アタリ、ハズレが大きい」なかで、どこがオススメなのか。雑誌『極上 立ち食いそば』の編集者に、アタリの店を紹介してもらった。
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