「ドン・キホーテ」といえば、巨大なスペースに、たくさんの商品が高く積み上げられている――。このようなイメージを持っている人が多いだろうが、数年前から小さな店舗がじわじわ増えていることをご存じだろうか。
2016年に羽田空港内(売場面積107.2平方メートル)に、18年にはららぽーと立川立飛内(同90平方メートル)に、それぞれ出店した。いずれも一般的なコンビニ(約180平方メートル)よりも狭いスペースで展開しているわけだが、記者はその中でも高速道路のSA内に登場した「ミチドンキ」に注目している。
18年10月、新東名高速道路の「NEOPASA(ネオパーサ)清水」内に、広さ113.5平方メートルの店舗が姿を現した。店内に足を踏み入れると、お祭りの屋台をイメージした演出が施され、いかにもドンキらしい手書きPOPが目につく。
ドンキの中・大型店の広さは1000〜3000平方メートルで、商品点数は4万〜6万ほど。売り場を広くして広くして、商品数を増やして増やして、といった感じで拡大路線を歩んできたイメージがあるが、ミチドンキは違う。売り場を狭くして、商品は絞りに絞っているのだ。それでも「売り上げは順調に推移している」(担当者)という。
ドンキにとってSAでの出店は、初めて。試行錯誤が続くなかで、どんなことが分かってきたのだろうか。同社でミチドンキを担当する大石浩之さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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