インタビュー
» 2019年02月06日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(指導員公演):最後に出なかった「ガンダム」は、どのようにして殻を破ったのか (3/7)

[土肥義則,ITmedia]

側面装甲が開閉

土肥: 開発するにあたって、「ガンダムの頭部を丸くできるのかなあ」といった懸念があったんですよね。それはどのようにして解決したのでしょうか?

長谷川: 試行錯誤を繰り返していく中で、丸くなるように近づけていきました。「ツノは出っ張っているので、取り外しができるようにすればいいのでは」「ここは邪魔になるので、引っ込めればいいのでは」といった感じで作業を進めていくと、丸くなってきたので、本当にカプセルトイの自販機から出てくるのか試してみることに。引っかかるところがあったので、その部分については形を変えたり、大きさを小さくするなどして対応しました。

パーツをばらすとこんな感じに(C)創通・サンライズ

土肥: ガンダムは決まったデザインがあるので、自由に変えることはできませんよね。制約がある中で、どのようにして完成に近づけていったのでしょうか?

長谷川: 私は20年以上、いわゆるガンプラの設計などに携わってきました。ガンダムを60分の1のサイズにした「パーフェクトグレード」(1万2960円、税込)というプラモデルがあって、その構造を参考にしました。ガンダムヘッドでは、側面装甲が開閉するギミックを搭載しているのですが、アニメの中でそのような演出はありません。アニメでは放送されていないのですが、プラモデルの世界ではこのような演出が浸透しているので、ガンダムヘッドにも採用することに。

(C)創通・サンライズ

土肥: 当初の設計では、側面装甲は開閉しなかったのですか?

長谷川: いえ、開いていました。もっと開いていたのですが、開きすぎるとコストが高くなる。どのくらい開けば、ファンの方たちは喜んでいただけるのか。そのへんの塩梅を考えて、最終的にいまの形になりました。

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