新卒で入社した社員が「こんなはずじゃなかった」と後悔せず、前向きに働ける企業は? 転職・就職のためのリサーチサイト「Vorkers」が調査した結果、1位だったのはサントリーホールディングス(10点満点中の8.21点)だった。
同社の社員からは「『やってみなはれ』の精神に代表されるように、新しいことに挑戦する社風が根付いている。特に若手社員は士気が高く、自己実現のために働いている人が多い」「社員が同じ方向を向いているため、チーム同士がもめることもない」などの意見があった。
2位は三井不動産(8.15点)。社員からは「失敗することもあるが、上司や同僚がフォローしてくれることも多く、失敗を恐れずチャレンジできる環境。過去を振り返ると、自分が成長していると感じられる」といった声が出た。
3位はマッキンゼー・アンド・カンパニー(8.14点)。同社は「“クライアントファースト”だけでなく、人を育てる文化がかなり強い。これ以上に20代が成長できる環境はほとんどないと思う」「研修にも力を入れており、OJTでは先輩からの丁寧なコーチングが奨励されている。ドライと思われがちだが、基本的に皆極めて面倒見が良い」など、教育体制が高く評価されていた。
4位はゴールドマン・サックス証券(8.09点)。「チームワークが重視されている。個人の意見は歓迎されるが、最終的な決断に至るまではチームメンバーのレビューが必要なので、発言のリスクが減る。新人は成長できる環境だ」などと評されていた。
5位は電子機器メーカーの浜松ホトニクス(8.07点)。「全員が研究者体制で、気になることがあればとことん突き止めていく姿勢がある。1年間の研修も魅力的」「新入社員研修がしっかりしており、個人をしっかり見てくれていると感じる」という体験談が挙がった。
6〜10位は、シスコシステムズ(7.92点)、エミレーツ航空(7.85点)、VOYAGE GROUP(7.83点)、ボストンコンサルティンググループ(7.77点)がランクインした。
調査は2016年10月〜19年2月にかけて実施。「Vorkers」に投稿されたアンケートのうち、回答が10件以上ある2407社の評価点を集計してまとめた。
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