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どのようにすれば“いい人”を採用できるのか ポイントは4つ急募をなくす(7/7 ページ)

» 2019年02月21日 07時55分 公開
[倉貫義人ITmedia]
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(3)採用の面談で一方的に判断してもらうのを待ってしまう

 採用は互いに見極めるものだし、数字やチェックリストだけで判定できるほど簡単なものでもなく、進め方に正解もありません。指示命令の統制の効いた会社で受け身で仕事をしてきた人は、採用応募でも受け身で判定を待ってしまいがちです。それでは、セルフマネジメントの会社では通用しません。

 「どうすれば一緒に働くことができるのか」という難問に対して、ただ一方的に待つのではなく、会社側と一緒に考えていける人を望んでいます。

(4)入社することをゴールに設定している

 もちろん「一緒に働きたい」と言ってくれる人はうれしいし、非常にありがたいことです。しかし、入社をゴールにすると、入社した途端にモチベーションがなくなってしまう可能性があります。それよりも、「自分が何かしたいことがあって、そのために入社するんだ」というほうが安心感があります。

 私たちは、規模を拡大するための単純な労働力として人が必要なわけではありません。会社は、働く人たちにとってのビジョンを叶えるための場所や機会でありたい。だから、入社後にやりたいことを持っている人がいいし、一緒にできることなら一緒にやりたいし、会社をあげて応援もしたいと考えています。

著者プロフィール:倉貫義人(くらぬき・よしひと)

 大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『管理ゼロで成果はあがる』『「納品」をなくせばうまくいく』など。倉貫義人のブログ


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