企業での部署異動や退社などに伴う「仕事の引き継ぎ」。引き継ぎをしたことがある人もされたことがある人も、いろいろな経験をしたはず。これに関する調査をサイボウズが実施した。
同調査は24〜35歳のビジネスパーソン男女400人を対象に、2019年2月9日〜11日に行った。
今の会社で仕事の引き継ぎを受けたことが「ある」と回答したのは79.9%。その中で引き継ぎ期間について聞いたところ、最も多かったのが「1週間以内」で23.7%、以下、「3日以内」(16.7%)、「1日以内」「1カ月以内」(ともに15.8%)、「2週間以内」(13.1%)となった。
引き継ぎ作業は、65.7%が「スムーズだった」とした。その理由に関して、「引き継ぎする人がスムーズに引き継いでくれた」(44.0%)、「引き継ぎするに十分な時間があった」(34.7%)、「文書がしっかり残されていたため」(30.6%)などが上位だった。
反対に、引き継ぎ作業がスムーズではなかった理由については、「十分な時間がなかった」(50.4%)、「前任者の離任直前に自分が担当になり心の準備がなかった」(41.6%)、「仕事の全体像や過去の履歴が分からないまま引き継がれた」(34.5%)などが多かった。
引き継ぎがスムーズに行われるかどうかに関して、職場環境は影響するのだろうか。スムーズだった人はそうでない人に比べて、チームは風通しが良く円満な人間関係だったり、一人一人の役割分担が明確だったりしていたことが分かった。
また、スムーズだった人の76.8%が今の会社や職場で働き続けたい意向があるという結果が出た。
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