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» 2019年04月19日 14時15分 公開

ロボアドに税金の自動最適化機能 THEOの独自性はどこか? (3/4)

[斎藤健二,ITmedia]

税繰り延べできる金額が2000円に達したタイミングで実施

 THEOのTax Optimizerでは、税金を先送りできる金額が2000円に達したタイミングでこの操作を自動的に実行する。頻繁に取引を行うと、買う価格と売る価格の差であるスプレッド分だけ損失が出てしまうからだ。一方で取引にかかる手数料は、THEO側が負担する。

 また積み立て時の買い付けは、Tax Optimizerと関係なく必要な銘柄を買う。「買い付けは税のことは考えずに、通常通り買う。まずはきれいなポートフォリオを組むこと。そのほうが長い目で見ると重要」(スチュワートボックス氏)

アプリのマイページからメニューを開き、運用報告書類を表示したところ。この「特定口座譲渡益税額のご案内」には、リバランスによってどのくらいの損益が発生し、いくら税金を払ったのかを確認できる

WealthNaviのDeTAX機能との違い

 ではWealthNaviの自動税金最適化(DeTAX)機能との違いはどこにあるのか。DeTAXでは、実現利益があるとき、税負担2万円を目安として含み損のある銘柄を売却して利益を相殺するとしている。THEOのTax Optimizerも考え方は似ている。

 ただしWealthNaviの場合、売却した銘柄の買い戻しを「同じ銘柄、同じ数量、同じ価格」としているのが違う。市場で売買するのではなく、店頭取引でこれを実現している。

 WealthNaviはこのDeTAX機能に関連した特許も取得しているが、THEOは独自の方法でTax Optimizerを実現したと中村氏は話す。「特許の考え方としては、請求項に対する完全一致が強いと思っている。それをビジネスモデル特許のような形でシステム要件なども含めてマッチしているのかどうかがポイントになる。我々としては独自のアルゴリズムとやり方を導き出している。あくまで独自のやり方という認識だ」

 中村氏は、確定した損失部分についても相殺できる点を挙げ、Tax Optimizerの優位性に自信をみせる。

 「利益も損失も、両方について最適化できるのは我々独自。現状においてはほかのサービスよりも効果的にできていると考えている」(中村氏)

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