5月8日、本田技研工業は2018年度決算発表と事業計画説明会を青山本社で開催した。
ホンダの新型EV ホンダe
決算概要は以下の通りだ。
売り上げは15兆8886億円で前年比3.4%のプラス。営業利益は7263億円で前年比マイナス12.9%。営業利益率は4.6%で前年比0.8ポイントダウン。トータルでは増収減益ということになる。
ホンダの業績推移(決算資料より編集部作成)
17年度と18年度の販売台数を比較すると、四輪が519万9000台から532万3000台でプラス12万4000台(プラス2.4%)。二輪は1955万4000台から2023万8000台のプラス68万4000台(プラス3.5%)となった。
地域別に見ると日本、中国がプラスで北米がマイナスという結果だ。
ホンダの販売台数(決算資料より)
- 英国工場閉鎖を決めたホンダの狙い
2月19日、ホンダは記者会見を開き、事業運営体制に関する2つの発表、「二輪事業の組み替え」と「英国とトルコの四輪生産工場を閉鎖」を行った。この狙いとは?
- 見えてきたホンダのMaaS戦略
ソフトバンクとトヨタ自動車が共同出資して立ち上げたMaaS企業「MONET」に、ホンダが資本業務提携する。同時に、MONETは88社が参加するコンソーシムも立ち上げた。なぜオールジャパンのコンソーシムが必要なのか。またホンダの狙いはどこにあるのだろうか。
- 完敗としか言いようがない日産の決算
ズタズタの決算内容だった日産。一つの要因は、北米で販売促進費用(インセンティブ)をつぎ込んで売り上げを伸ばそうとしたことにあるのではないか。対策として、22年にはモデルラインアップの半数を電動化車両にするというがバッテリー供給は大丈夫か。20車種の新型を出すというのも、短期間で作られる新車は大丈夫なのか?
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