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ホリエモンとの出会いが人生を変えた――インターステラ稲川社長が語る「宇宙ビジネスの未来」打ち上げまであと4日(3/4 ページ)

» 2019年07月08日 19時00分 公開
[中西享, 今野大一ITmedia]

アジア圏で需要がある「宇宙葬」

――これから商業化の段階になりますが、どういうビジネスをやろうと思っていますか。

 高度100キロ付近の高層大気の状態は、まだ調べられていないことが多くあるので、これを調べる用途として観測用ロケットの需要があります。米国などでは既に行われている宇宙葬ビジネスにも需要があるのではないかと思っています。これまで日本では、やりたくても方法がなかったのですが、これからは実施もできるのではないかと考えています。アジア圏を中心に需要がある状況です。またエンターテインメントも取り込んで面白いこともできないかと構想しています。

――人工衛星の小型化が進めば、また新たなビジネスが広がってくる可能性もあるのではないでしょうか。

 人工衛星は、これまで小型マイクロバスほどの大きさでしたが、今では小型化してきて、100キロくらいの重さのものが打ち上げられるまでになっていて、小型化の技術が進化してきています。そうなれば、打ち上げ費用が安い小型の人工衛星の数が多く出るようになると考えられます。

phot 高知工科大学の観測機器「インフラサウンドセンサー」(上)、「相模原名物とろけるハンバーグ」(下)
phot 歴代のロケット

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