インタビュー
» 2019年07月17日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(ピンポン公演):“草卓球プレイヤー”向けのスクールが、じわじわ増えている理由 (2/6)

[土肥義則,ITmedia]

卓球難民がたくさんいる

土肥: 卓球スクール「タクティブ」がじわじわ増えていますよね。レッスンのメニューを見ると、コーチとのマンツーマンレッスンが60分で5940円(税込、以下同)、グループレッスンが60分で2970円などのほかに、台貸しもある。そもそもどういったきっかけでスクールを始めることになったのでしょうか?

佐藤: 大学卒業後、男性用かつらなどを製造・販売している「スヴェンソン」という会社に就職しました。09年、財務部にいたときに卓球に関係する商品を扱っている「ヤマト卓球」(現:VICTAS)の買収にかかわることに。卓球部門の業績は好調だったのですが、ボウリングやアパレルなどの事業が苦戦していて、経営を圧迫していました。

 卓球部門をさらに成長させることはできないかと考えて、市場を調査したところ、びっくりすることがたくさんあったんですよね。卓球の競技人口は約900万人もいて、サッカーや野球よりも多い。少子化の影響を受けて、ほとんどのスポーツにおいて競技人口が減少しているのに、卓球は微増していました。

 ほぼ毎日、全国のどこかで大会が開かれているのにもかかわらず、卓球をプレーするところが限定されていました。卓球台のある体育館は利用者が多いので、なかなかできない。キャンセル待ちをして、やっとできるといった状態のところが多いので、卓球難民がたくさんいることも分かってきました。

 次に、学生時代に卓球をやっていた人たちは、どこで働いているのかを調べました。高校のときに優勝した、大学で華々しく活躍したといった人でも、実業団のチームに入って、現役を続ける人ってほんのひと握りなんですよね。非常に狭き門なので、卓球スクールを運営すれば、学生時代に卓球にチカラを入れていた人たちがコーチとして活躍できるのではないかと考えました。

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