インタビュー
» 2019年07月17日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(ピンポン公演):“草卓球プレイヤー”向けのスクールが、じわじわ増えている理由 (3/6)

[土肥義則,ITmedia]

卓球スクールが広がらなかった背景

土肥: 言われてみると、確かに卓球ができるところって少ないですよね。一般的なスポーツクラブには、体操や水泳などはあっても、卓球ができるところは少ない。競技人口は多い、しかも増えているといった状況にもかかわらず、なぜプレーできるところが少ないのでしょうか?

本店の外観

佐藤: 学校の授業でほとんどないこと、プロリーグがなかったことなどの影響を受けて、市場があまり大きくないんですよね(2018年に発足したTリーグは、プロとアマの混合)。市場が大きくないので、大手のスポーツクラブは参入してこなかった。参入してこなかったので、普及がなかなか進まなかった。このような負のスパイラルに陥っていて、卓球スクールがなかなか広がらなかったのではないでしょうか。

 子どもたちが卓球を楽しむ場は、いくつかあるんですよね。学校のクラブのほかに、地域に道場のようなものがある。では、大人はどうか。公共の体育館でプレーしようと思っても、希望者がたくさんいて予約待ちのところが多い。そもそも相手がいないので、ひとりでできない。といったケースが多いんですよね。

土肥: 市場調査をしていくうえで、卓球をやりたいのにできない大人がたくさんいることが分かってきた。じゃあ、自分たちがスクールを運営すればいいのではと考えたわけですね。

タクティブ町田店(2号店目)

佐藤: はい。大人がスポーツクラブに行くような感覚で、できるだけオシャレな空間をつくろうと考えました。いわゆる道場だと卓球台だけ置いているところが多いのですが、スクールにはシャワーを完備しました。仕事へ行く前にちょっとプレーをして、仕事帰りにちょっとプレーして、といった人にも対応できるようにしました。

土肥: 店内を見ると、確かにオシャレですよね。店舗によってはテラスがあったり、食事ができたり、イベントができたり。

佐藤: 私は大学まで卓球をしていたこともあって、スクールを立ち上げることはそれほど苦労しませんでした。卓球をするのに必要なのはこれとこれとこれだなといった感じで、なんとなくイメージできていたので、いくつかの課題は乗り越えることができました。準備は順調に進んでいったのですが、コーチを確保することにはものすごく苦労しました。いや、いまも大変ですね。

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