インタビュー
» 2019年07月22日 05時00分 公開

ひろゆきの仕事哲学【後編】:ひろゆきが“日本の未来”を憂う理由――「他人は変えられない」 (4/5)

[霜田明寛,ITmedia]

オリンピック後を見据えて守りに入れ……!?

――最後に、話の目線を個人から、大きくずらします。今後の日本はどうなっていくか、という大きな質問をさせてください。

 長期的に言うと、人口が減っている国で成長した国は、歴史上ないんです。人口が減っていく国は、だいたい近くの元気な国に占領されて終わる――ということを繰り返している。だから、いかに人口を増やすか、もしくは若い人に教育をして賢くするかというところが重要になってくると思うんですが、この議論ってもうこの20〜30年し続けられていますよね。

 平成が終わった今も、変わる気配がないので、そういうことなのかなぁと半ば諦めていますが(笑)。

――割と先行きは暗い、と。

 この間もAbemaTVで落合陽一さんや西田亮介さんといった若手論客の方々と話をしていたんですが、誰一人『日本はうまくいく!』と思っている人がいないんですよ(笑)。 オリンピックまでは景気がいいと思うので、みんな浮かれていると思うんですけど。

 でも、そこで深く考えずに仕事をやめちゃったりすると、景気が悪くなったあとに仕事に就けなくて大変、みたいなことも起こると思うので。守りに入ったほうがいいと僕は思いますけどね。

――フランスで暮らすひろゆきさんとしては『日本はあまりいい国ではない』という認識なんでしょうか。

 いやいや、治安もいいし、ご飯もおいしいし、個人でこの国の中でうまく立ち回れるのであれば、そんなに問題のない国だと思いますよ。でも、この国に生きるみんなが楽しく暮らすためには、国のシステムとして、どうにかしなければいけないところが多すぎるんです。でも、それをすぐ変えられる仕組みにすらなっていない。

――変えられる仕組みでもないというのはどういうことでしょうか?

 山本太郎さんのような変革の意思を持った政治家がひとりいても、法案を作って可決させるには、国会の過半数を押さえないといけないですよね。高齢者に支持される政治家が多数派を占めるという現状は変わりようがないので、仕組みの時点でもう変革は望めないんです。

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