動く絵本を天井に映す「Dream Switch」、1万5000円もするのに10万台以上売れたワケあの会社のこの商品(5/5 ページ)

» 2019年08月08日 07時10分 公開
[大澤裕司ITmedia]
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飽きることなく毎日使えるようコンテンツを増やす

 先に発売された「ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ Dream Switch」は、ユーザーのクチコミなどにより売れ行きを伸ばす。好調に売れたことを受け、同社は「動く絵本プロジェクター Dream Switch」の開発を本格化させることにした。

 両者の違いはコンテンツのみ。内容はもちろんのこと、「ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ Dream Switch」のコンテンツには盛り込めなかった英語ナレーションも収録しており、日本語ナレーションと切り替えられるようにした。

「動く絵本プロジェクター Dream Switch」に収録されている物語「にじいろの さかな」((c)Marcus Pfister/KODANSHA)

 コンテンツについては、「増やしてほしい」という要望が高いそうだ。2タイプそれぞれ、30話の動く絵本を収録しているが、毎日使うものなので、ある程度長く使っていると物足りなくなってくる。「モンスターズ・インク」のアイクのイラストを描き「あたらしいおはなしをみたいです」とハガキを送ってきた子どももいたほどだ。

セガトイズに届いた、「Dream Switch」のコンテンツ追加を要望する子どもからの手紙

 コンテンツは今後、増やす方針。特に知育のニーズが高くなってきており、子どもが大きくなっても使える学習コンテンツを増やしていきたいという。「Dream Switch」は子どもの寝かしつけだけでなく、長いこと使える学習用ツールとしても活用できる道が開けつつある。

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