クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
連載
» 2019年11月05日 07時07分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:マツダCX-30の発売と、SKYACTIV-X延期の真相 (4/4)

[池田直渡,ITmedia]
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バランスの良さが光る一台

 さて、そんなわけでCX-30は、一気に今年乗ったクルマの中で特筆すべき1台に加わった。SUVらしく高い着座面高によって得られる乗降性の楽さ、アップライトなポジションによる視界の良さ、リヤクォーターの視認性、CX-3比でもMazda3比でも豊かになった室内空間とリヤシートの居住性、さらにラゲッジのサイズとテールゲートのオープンラインの低さといったあらゆるユーティリティにおいて、我慢がいらない。もちろん上にはCX-5やCX-8があるが、立体駐車場に入れられるかどうかという実用の壁がそこには存在する。

 懸念されていた価格はどうか? 最も安い2リッターガソリンのFFモデル、20Sは239万円。マツダの場合、主要な安全装備はどのグレードでも装備されているが、欲をいえば今から買う新車なら安全装備や運転支援は充実させたい。20SのPROACTIV Tourring Selectionだと273万円とそれなりの値段になる。ディーゼルは289万円から331万円。年明け発売のSKYACTIV-Xは329万円から371万円だ。

CX-30のインテリア

 高いか安いかは買う人が決めることだが、筆者としてはクルマの出来でがっかりするようなことはないだろうとだけ言っておく。

筆者プロフィール:池田直渡(いけだなおと)

 1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。取次営業、自動車雑誌(カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパン)の編集、イベント事業などを担当。2006年に退社後スパイス コミニケーションズでビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。

 以後、編集プロダクション、グラニテを設立し、クルマのメカニズムと開発思想や社会情勢の結びつきに着目して執筆活動を行う。


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