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» 2019年07月16日 07時01分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:Mazda3の最後のピース SKYACTIV-X (1/6)

「ガソリンとディーゼルの良いとこ取り」を目指したマツダの新型エンジンSKYACTIV-Xがデビュー。ドイツで行われた試乗会から、この技術の意味と、実際のフィールについて解説する。

[池田直渡,ITmedia]

 筆者は今、心のそこからうれしい。SKYACTIV-Xの仕上がりが見事だったからだ。

SKYACTIV-X搭載のMazda3を、車軸の延長線上から捉えた一枚。FFの宿命ではあるがエンジンはフロントにオーバーハングしている

 これまで4度に渡って、Mazda3が驚くほど出来がいいことを記事にしてきた。そして、その浮かれ気分がスッと冷めたのが、前回の2.0ガソリンと1.8ディーゼルの国内向けエンジンの試乗会だった。一度目と二度目に乗った海外仕様のパワートレインについて「北米の嗜好(しこう)に合わせたセッティングになっていますので、日本仕様はまたセッティング変えてきますよ」と言われて納得していたのだが、その日本仕様は、少なくとも筆者の期待と違った。

 マツダは人体の構造と、人が受ける感覚について驚くほど地道な研究を重ねて、Mazda3をこれまでのクルマと違うレベルに仕立てたのに、搭載されるエンジンとATが「並み」だったのだ。

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