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» 2019年11月20日 05時00分 公開

これからの時代に必要な「デザイン経営」:日本企業のイノベーションを支える気鋭のデザインエンジニアが語る「”BTC型人材”のつくり方」 (2/7)

[勝木健太,ITmedia]

経産省、帝国データ、羽田空港ラウンジ

phot 経済産業省・RESASプロトタイピング(9:00)

 「地域経済分析システム(RESAS: リーサス)」と呼ばれるシステムをプロトタイピングしたプロジェクトです。こちらはソフトウエアの事例ですが、プロトタイプを駆使することで変化を起こした点で、Takramが関与したプロジェクトの中でも代表的な事例の一つだと思います。

 このプロジェクトをきっかけに政府の中でもデータビジュアライゼーションの効果についての認識が広まったと思います。データ活用についてはさまざまなアプローチが存在していますが、このようにインタラクティブに操作することができるデータの可視化技術は、その応用範囲が非常に広いと考えています。

phot 帝国データバンク・LEDIX

 こちらもデータビジュアライゼーションのプロジェクトです。帝国データバンクの企業情報データベースを用いて地域経済の担い手である「地域未来牽引企業」とその周辺のエコシステムを可視化するWebシステム「LEDIX」の制作を行いました。地域未来牽引企業とは、経済産業省が指定する地域経済の中心的な担い手であり、バリューチェーンの要となることが期待される企業のことです。このシステムによって、個社分析を超えて、企業同士がどのようにしてエコシステムを形成しているのかが透けて見えるようになります。

 このシステムを専門家にあたる行政官の方々に見ていただいた際に、「医師が”CTスキャン”を見たときのような判断ができるようになる」との感想をいただいたことが記憶に残っています。世界でも先端事例の一つだと思います。

phot 羽田空港 ラウンジの設計デザイン

 こちらは羽田空港のラウンジ設計の事例です。羽田空港で実際にお使いになった方もいらっしゃるかと思います。『イノベーション・スキルセット』の中でも記載した通り、デザインに取り組む際には、ユーザーの行動に着目して全体を設計していくのですが、その手法が見事に生かされた事例です。このラウンジは羽田でも非常に愛されて利用されており、ビジネスとしても成功した事例の一つです。

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