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» 2019年11月20日 05時00分 公開

これからの時代に必要な「デザイン経営」:日本企業のイノベーションを支える気鋭のデザインエンジニアが語る「”BTC型人材”のつくり方」 (5/7)

[勝木健太,ITmedia]

イノベーションを加速する人材像

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 「ビジネス(B)」「テクノロジー(T)」「クリエイティブ(C)」。この3つの能力をコンパクトに集約したチームもしくは個人が新しいモノを創る上で必要だと主張されています。多くのテクノロジー企業は、ビジネス(B)とテクノロジー(T)に重点を置いており、上記の領域に強みを持つ「BT型人材」については、増えつつあるように思います。

 しかし、第4次産業革命の時代においては、UX(ユーザーエクスペリエンス)の比重が大きくなるため、新しいモノを創る場合、クリエイティブ(C)がますます重要となります。実際、今の時代、顧客体験を無視して、アプリサービスを立ち上げて成功させるのは難しいと思います。ビジネスサイドにせよテクノロジーサイドにせよ、これまで以上にデザインと向き合う必要が出てくるでしょう。

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 では、実際に、どのような人材のパターンが考えられるかと言うと、上記のトライアングルの「Bの専門家」「Tの専門家」「Cの専門家」に加えて、それぞれの「橋渡し」を行うハイブリッド型の人材も必要とされます。ちなみに、グロービスさんが打ち出している「テクノベート」は、この中で言えば、「ビジネス(B)」と「テクノロジー(T)」をつなぐ「BT型人材」と捉えることができます。

 また、皆さんが日常の生活で接しているようなデザイナーの方々は、基本的には、「Cの専門家」です。しかし、例えば、AirbnbやNetflix、Googleのような企業においては、テクノロジー(T)とクリエイティブ(C)に精通した「TC型人材」やビジネス(B)とクリエイティブ(C)に精通した「BC型人材」が在籍しています。本日、いらっしゃっている方々の中には、「非デザイナー」の方々も多いと思いますが、私が重要だと考えていることは、どうすればビジネス(B)やテクノロジー(T)の分野の方々に対してデザインを勉強していただくことができるかということです。

 主軸を持ちつつ、クリエイティブ(C)を勉強していただくことで、皆さんの仕事をアップグレードできればと考えています。

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