今回は、「拠点横断コーポレートマネージャー候補」「経営企画室」「フリー職」の3部門で人材を募集。それぞれ当初は1年契約として採用する。契約終了後には無期雇用(正社員)での採用を前提としているが、業務委託にも対応するという。
なお、「主な待遇」として、「東京・京都それぞれに社宅を用意」「東京=京都の移動はグリーン車(月に1度、片道)」を提示している。これについて担当者は「一般的にIT人材というのは移動をおっくうに感じがち。少しでも移動のハードルを下げるためにグリーン車の費用を負担することにした」と話す。一方で費用の負担は「月1回、片道分」に限られている。これについては「なかなかない制度なので、とりあえずこういう条件になった」と話している。
しかし、ここまでの負担を会社がするのであれば、東京と京都のオフィスを統合するのも1つの手ではないだろうか。担当者に疑問をぶつけてみたところ、「拠点を分けるのには理由がある」と回答があった。特に京都に拠点を残すことの意義が大きく、「京都には多くの美大などがあり、クリエイターを採用しやすい」こととともに意外な理由も挙がった。それは、「人材の定着」だ。「東京には著名な制作会社が多く、東京で働いているとすぐ転職されてしまうリスクがある、京都で仕事をすることで、長く落ち着いてクリエイター業務に当たってもらうことができる」と担当者。
「デュアルワーク」と聞くと、1つの会社にとどまらない働き方のイメージが強いが、今後はこうした1社内の2拠点を股に掛けるような働き方も増えていくのだろうか。
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