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ノートPC、毎回持ち上げて見せてない? 外出先の“面倒”を解決するモバイルディスプレイ(3/4 ページ)

» 2019年12月23日 10時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

隙間時間でも効率よく作業しよう

 客先と客先の合間など、隙間時間に仕事をしたいと思う人も多いだろう。しかし、ノートPCで複数のウィンドウを開いて作業しようとしても、表示できる量に限りがあり、ぱっと見ただけで情報を把握するのは難しい。そうした窮屈さがストレスになり、作業効率が悪くなる――なんてことも多いのではないだろうか。

 こんな時にも、モバイルディスプレイが活躍する。参照したい資料はディスプレイに表示しておき、ノートPCでは作業に必要なウィンドウだけを開いておけばいい。入力中のアクティブウィンドウをわざわざ移動させなくても、WebブラウザやWord文書、フォトビューアーなどをぱっと確認できる。

 [Alt]キー+[Tab]キーやマウスクリックで忙しくウィンドウ切り替えすることに比べれば、格段に作業効率はアップする。個人的には、持ち歩く前と比べると少なくとも1.5倍に上がったと感じている。

 また、タッチ操作に対応したモバイルディスプレイならさらに作業を効率化できる。

 WordやPowerPointなどのMicrosoft Office製品には、文書内に直接手書きで文字や図形を書き込める「インク」ツールがあり、非常に便利なのだが、タッチ対応のPCでなければ使うことができない。しかし、タッチ対応のモバイルディスプレイをつなげば、そちらでインクツールを使えるようになる。

photo 筆者が所有しているタッチディスプレイ非搭載の「LAVIE Pro Mobile」でWordドキュメントを開いたところ。手書きツールが収められている[描画]タブは非表示だ
photo こちらが、タッチ対応モバイルディスプレイをつなげた状態でWordドキュメントを開いたところ。[描画]タブが表示され、インクツールが使えるようになっている

 マルチタッチ対応であれば、スマートフォンやタブレットのようにピンチアウト・ピンチインで画面を操作することも可能だ。見づらい資料を拡大したり、細かい書き込みをしたりするのにも使える。限られたスペースでキーボードやマウスを使うより、ぐっと作業しやすくなるのではないだろうか。

photo マルチタッチ対応ディスプレイなら直感的な操作が可能。拡大した状態で指で直接メモすれば、ペンを使うよりも素早くきれいに書けることも
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