東京高速鉄道が開業したとき、車両は3両程度だった。現在の銀座線は6両編成を3分間隔で走行させても、いつも混雑している。そのため、ホームはいつも人であふれており、混雑がずっと課題であり続けていた。
一方、他路線をめぐる状況も変わっていった。東急新玉川線(のちの田園都市線)が地下駅となり、JRの山手貨物線にもホームができた。京王井の頭線の渋谷駅はマークシティとなり、そして東急東横線は地下駅となった。
渋谷駅周辺の再開発が進み、その中で東急百貨店東横店の閉店や、渋谷スクランブルスクエアといった新たな商業施設の建設なども行われるようになった。そのような状況の中で、銀座線渋谷駅の移転が行われることに。
新しい銀座線渋谷駅の場所は、明治通り上空、これまでよりちょっと表参道側になる。渋谷ヒカリエからの地下駅へのアクセスと、渋谷スクランブルスクエアへのアクセスが向上し、東急東横線からのアクセスが便利になる。一方で、京王井の頭線からのアクセスは遠くなる。
では、どのように変わったのだろうか。現地に行ってみた。
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