クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

ヤリスGR-FOURとスポーツドライビングの未来(前編)池田直渡「週刊モータージャーナル」(3/5 ページ)

» 2020年01月13日 07時20分 公開
[池田直渡ITmedia]

いい意味で落ちついた特性

 さて肝心のハードウエア構成とスペックはどうだろうか? トヨタから参考として発表された特別仕様車 「RZ“High-performance First Edition”」 のスペックを抜き出してみよう。

 全長・全幅・全高は3995ミリ・1805ミリ・1460ミリ。ホイールベース2558ミリ。車両重量が1280キロ。

 パワートレインは1.6リッター横置き3気筒DOHC直噴ターボで、出力/トルクは272馬力/37.7kgf・m。トランスミッションは6MT。AWDシステムは、前後トルク配分切り替えによって3種類のハンドリング特性を用意している。60:40のノーマルモード、30:70のスポーツモード、50:50のトラックモードだ。

 サスペンションは、フロンドがマクファーソンストラットで、リヤはダブルウィッシュボーン。タイヤサイズは前後とも225/40ZR18である。

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