さて肝心のハードウエア構成とスペックはどうだろうか? トヨタから参考として発表された特別仕様車 「RZ“High-performance First Edition”」 のスペックを抜き出してみよう。
全長・全幅・全高は3995ミリ・1805ミリ・1460ミリ。ホイールベース2558ミリ。車両重量が1280キロ。
パワートレインは1.6リッター横置き3気筒DOHC直噴ターボで、出力/トルクは272馬力/37.7kgf・m。トランスミッションは6MT。AWDシステムは、前後トルク配分切り替えによって3種類のハンドリング特性を用意している。60:40のノーマルモード、30:70のスポーツモード、50:50のトラックモードだ。
サスペンションは、フロンドがマクファーソンストラットで、リヤはダブルウィッシュボーン。タイヤサイズは前後とも225/40ZR18である。
- トヨタ、スポーツカー「GRヤリス」を世界初公開 ラリーで“勝つ”ためのモデル
トヨタ自動車は1月10日、新型車「GRヤリス」を世界初公開した。2020年夏頃の発売を目指す。
- ヤリスの向こうに見える福祉車両新時代
還暦もそう遠くない筆者の回りでは、いまや最大関心事が親の介護だ。生活からクルマ消えた場合、高齢者はクルマのない新たな生活パターンを構築することができない。そこで活躍するのが、介護車両だ。トヨタは、ウェルキャブシリーズと名付けた介護車両のシリーズをラインアップしていた。そしてTNGA以降、介護車両へのコンバートに必要な構造要素はクルマの基礎設計に織り込まれている。
- ヤリスとトヨタのとんでもない総合力
これまで、Bセグメントで何を買うかと聞かれたら、マツダ・デミオ(Mazda2)かスズキ・スイフトと答えてきたし、正直なところそれ以外は多少の差はあれど「止めておいたら?」という水準だった。しかしその中でもトヨタはどん尻を争う体たらくだったのだ。しかし、「もっといいクルマ」の掛け声の下、心を入れ替えたトヨタが本気で作ったTNGAになったヤリスは、出来のレベルが別物だ。
- ヴィッツとトヨタの未来
かつてトヨタのハイブリッドと言えばプリウスだったが、今やさまざまな車種バリエーションが展開、ついにはヴィッツにも採用された。その狙いや特徴などを考えたい。
- トヨタGRカンパニーとは何か?
トヨタは2016年4月、巨大な組織を7つのカンパニーに分割。その1年後、予想外の部署が新たなカンパニーとして加えられた。それが「GAZOO Racing Company」(GR)だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.