マックの「ごはんバーガー」と「モスライスバーガー」は何が違う? 明かされた開発秘話(2/2 ページ)

» 2020年01月29日 08時00分 公開
[ITmedia]
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一方、モスの反応は……

 先行しているモスバーガーの「モスライスバーガー」は、1987年12月発売。当初は「モスライスバーガーつくね」(※)のみの販売だったが、現在は「モスライスバーガー焼き肉」(税別362円)、「モスライスバーガー海鮮かきあげ(塩だれ)」(税別315円)、「モスライスバーガー海老の天ぷら」(税別417円)の3種を販売している。

(※)現在は販売終了。過去に数度リバイバル商品が販売されたことがある

photo モスライスバーガーのラインアップ(公式サイトより)

 開発のきっかけになったのは、当時国内で課題となっていた米余りだった。同社は以前から米を使った商品の導入を検討していたが、農林水産省などから外食産業で国産米の活用を進めるよう求められたこともあり、本格的に開発を始めたという。

 ごはんで具材を挟むバーガーということで、一貫して和風テイストの商品を展開。味付けも「日本人の舌に合うこと」を意識しているという。幅広い層から購入されているが、顧客から寄せられる「おばあちゃんが大好物でよく買っています」といった感想から、シニア層のニーズも見えてきているという。

 マクドナルドのごはんバーガーについて、モスバーガーの運営元であるモスフードサービスは、「ニュースなどで拝見したが、モスライスバーガーを改めて知ってもらうきっかけになるかもしれない。認知度を高めて、マーケットが広がればと考えている」とコメントしている。

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