連休明け25日の日経225平均株価指数は大きく下落し、一時1000円超の下げとなった。4%近い下げであり、2万3000円を割り込んだ。世界各国で新型コロナウイルスが広がる懸念を受け、24日の米国市場でも株価が大きく下落。NYダウも1000ドルを超える下落となっており、各国で連鎖的に株価が下落した。
- ドル高加速 ドル円は111円突破
ドルが買われる一方で、国内では新型肺炎の影響や経済指標の悪化から金融緩和期待。円は売られ111円台で推移。
- 「世界の工場」中国への依存度
世界経済の観点からみると、中国の消費は世界経済にとってそれほど重要ではない。むしろ、中国は世界の工場として、いわゆるサプライチェーンの生産拠点として重要な意味を持っている。
- コロナウィルスで打撃を被るのは「製薬会社」となり得る意外なワケ
不謹慎だと思われる方もいるかもしれないが、株式市場では、早速「コロナウィルス関連株」の物色が始まっている。特に、今後需要が見込まれるマスクや医療廃棄物を手がける会社の株価は、ここ2週間で大きく増加した。
- 10年後を見据えた中国への投資
今後、中国市場は安定し、投資家は比較的高い成長を享受できると期待。株式投資では、テクノロジーや消費などの成長に注目しつつ、アクティブ運用で産業トレンドをリードあるいはフォローする銘柄を厳選すべき。金利や為替の安定を想定するならば、社債などを含めたオンショア投資の機会は拡大する。
- 2020年の世界:投資テーマとイベント一覧
最大の注目イベントは、米国大統領選挙とそれに係わる政策論争で、市場の振れを増やすことになるだろう。しかし、長期投資の観点からは、選挙結果で世界経済のトレンドに大きな変化が起こるとは想定しない。
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