3.不必要な会議・集会の中止
「会議のための会議」という言葉があるように、日本の企業社会では不必要な会議が多すぎる。会議で不特定多数の社員が集まれば、当然、感染リスクも増大する。以前から一部管理職の承認欲求を満たすためだけの会議はやめるべきという指摘があったが、今回の感染拡大を機に、不必要な会議は一掃する努力が必要だろう。
企業のケースではないが、生徒の感染が明らかになった石川県のある中学校では、保護者に対する説明会を開き、多くの人が1つの場所に集まるという本末転倒なケースもあった。安心したい気持ちは分かるが、可能な限り人が集まるイベントは回避した方がよい。
4.無理な出社の禁止
これも、以前から指摘されてきたことだが、日本では具合が悪い状態でも出社が強要されるケースが後を絶たない。感染した可能性がある人をわざわざ職場に来させるというのは非合理の極みであり、こうした習慣はすぐにでも改善すべきだろう。長時間労働についても同じである。過重労働は体を疲労させ、免疫を低下させるので、可能な限り避ける工夫が必要である。
5.消毒と手洗いの推奨
不特定多数の人が触れるエレベーターやコピー機のボタンはウイルスの巣窟である。ここを触った手で、口や鼻、目に触れれば当然そこから高い確率で感染する。手洗いや小まめな手の消毒を推奨することで、大幅に感染を防げるはずだ。
6.キャッシュレスの推奨
身の回りに存在するものでもっとも汚い部類に入るのが紙幣を始めとした貨幣である。付着しているウイルスや細菌の数はトイレの便器に匹敵するとの指摘もあるくらい、お金というのは汚染されている。お金を触った手で、そのままサンドイッチを食べたりするのはかなり危険な行為だと思った方がよい。やはり手洗いや消毒が重要だが、究極の解決策がキャッシュレスであることは説明するまでもない。
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