クラウド受付システムを開発するRECEPTIONISTはこのほど、「社会人1〜3年目」の働き方に関する調査結果を発表した。若手社員の会社に対する考え方や、「やりがいがない」と思っている仕事が明らかになった。
現在の職場について、他の企業と比較して「働きやすい環境が整っている」と答えた人は全体のうち58.5%。そのうち、転職を考えている人は35.5%だった。一方、「働きやすい環境ではない」と答えた人のうち、転職を考えている人は74.3%と7割を超えた。「働きやすさ」が若い世代に大きな影響を与えていることがうかがえた。
ただ、「働きやすさ」を整備しただけでは企業の競争力は高まらない。競争力を高める「生産性」の向上について、若手社員が必要だと考えているものは何だろうか。
多くの若手社員が挙げたのは「集中力」。その集中力を切らす原因として「他人の話し声」(34.0%)、「周囲の臭い」(32.8%)、「人から話しかけられること」(26.5%)などが挙がった。
「集中力」に次いで、若手社員が生産性向上のために必要なものとして挙げたのが「ITツールの活用」。ITの導入を阻害する要因としてトップに挙がったのは「昭和なビジネス文化から離れられない」(37.3%)だった。デジタルに慣れ親しんだ世代だからこそ、上の世代のITへの感度に不満を募らせているとみられる。以下「人員不足」(33.5%)、「推進部門が現場を分かっていない」(32.5%)と続く。
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