ただ、わざとネット上で「たたかれる」ことで話題にする“炎上マーケティング”という概念すらあるSNSの世界。本作の炎上が、その後の商業展開にどう影響するのは未知数のようだ。
ちなみに記者は3月下旬、渋谷ロフト(東京・渋谷)で開催されている『100日後に死ぬワニ』の“追悼ポップアップショップ”を訪れた。平日昼間、そして連日の新型コロナウイルス騒動にもかかわらず、狭い物販スペースは約40人の客で込み合い、売り切れるグッズも出始めていた。
SNSマーケティングをフル活用しつつ、同時にSNS炎上の案件にもなってしまった本作。ただ、今後は炎上の教訓を得るための分析に加え、「疑惑騒動と関係なく話題にしてくれた大多数の読者」の心をどうつかみ続けられるか、“Twitter外”での戦略が強く問われそうだ。
トイレットペーパー買い占め元凶はデマだけか メディア報道に潜む「大罪」――データで迫る
トイレットペーパー買い占めに走る人を“情弱”と笑えない真の理由
「新型コロナ受けて急にテレワーク」が必ず失敗する理由――第一人者に聞く
新型肺炎で「症状出た中国人が関空から逃走」デマの真相 SNS分析で判明、“輸入型”拡散の脅威
新型コロナ“被害”はAIで食い止められるか 感染拡大と「地震よりひどい」デマへの処方箋とはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング